年齢を重ねてもいつまでも健康に楽しく暮らしたいうことは誰しもが願うことです。認知症は、予防対策を行うことでかかりにくくすることができる病気です。生活環境が認知症には深く影響を及ぼすのです。

【食生活の改善】
認知症の予防策として一番重要なのは食事です。食事は、昔ながらの魚や野菜を中心とした和食が認知症の予防に効果を発揮します。肉中心の洋食に比べると、和食は魚料理が多いからです。魚介類に含まれているDHA、EPAなどの不飽和脂肪酸は、血中コレステロール濃度を低下させ、動脈硬化の予防効果もあります。また、血液を固まりにくくしたり炎症を抑える効果もあるのです。豆腐などの大豆製品はレシチンが豊富で、血中コレステロール濃度の低下作用のほか、中性脂肪を低下させる作用も期待できます。納豆に含まれるナットウキナーゼは、血栓の主成分であるフィブリンを溶かす効果があります。ゴマに含まれるセサミンには抗酸化作用があります。他にも、海藻の成分のアルギン酸は血圧を低下させる効果があり、きのこ類は脳の活性化に役立ちます。緑茶に含まれるカテキンにはポリフェノールがたっぷりと含まれています。ポリフェノールには抗酸化作用があり脳梗塞や動脈硬化の予防に期待できるでしょう。このような認知症の予防効果のある食材を上手に日々の献立に取り入れてバランスの取れた食事をすることが、認知症の予防に効果的なのです。

【人との交流】
食生活の改善とともに重要なことは、人との交流です。人と話しをすることで、新しい情報を得ることができたり、楽しかったり、驚きがあったり、様々な感情が生まれます。人と触れ合い刺激を受けることで脳を活性化することができるのです。生活をしていく中で、人と会話することはストレス発散や生きがいにもつながるでしょう。また、人と会話をするということは非常に頭を使わなければならないことなのです。人の話しをよく聞いて理解し、相槌や質問をして会話のキャッチボールをしなければなりません。話し手や聞き手の表情も読み取る必要があります。何気なく会話をしているだけのようでいて、頭の中はフル回転で動いているのです。それが自然と脳のトレーニングへとつながるのです。

【脳を刺激する作業】
頭を使うような作業をすることで脳を刺激することも、認知症予防には効果的です。新聞や本を読むのも良いでしょう。読書は、新しい知識や刺激を与えてくれるので脳を刺激してくれます。毎日、日記をつけてみるのも効果的です。日記を書くことはその日1日に起こった出来事の記憶を引っ張り出してくるという訓練になります。また、手で文字を書くという作業が脳を刺激してくれるでしょう。他にも、絵を描いたり、クロスワードパズルをしたり、将棋をしたり、編み物をしたり、自分の好きなことで楽しく続けられることを始めてみれば良いでしょう。

【十分な睡眠】
しっかりと睡眠をとることも認知症予防の一つです。脳は寝ている間に不要な記憶を整理したり、老廃物の排出をする働きもあります。十分な良質の睡眠をとることで認知症を予防しましょう。昼寝の習慣も認知症予防には効果的です。昼寝は毎日30分以内が良く、それ以上になると逆効果になるので注意してください。毎日30分ぐらいのうたた寝程度の睡眠で適度に脳を休ませてあげることが、認知症の予防となるのです。